Zoomでバ美肉しようぜ。
-1. 注意事項
以下の文章に従って操作して何か起きても責任は負いません。
素人なのでいろいろ許せ。
0.バーチャルZoomerになりたい
「バーチャル背景?甘いね。俺はなァ!存在自体がバーチャルなんだよォ!(哲学)」
ことの発端はクラスメイトの「zoomで受肉しました」というツイートであった。今まで何となく逆張りでZoom上で遊ぶことに抵抗を感じていた僕もさすがにこれは楽しそうだと思った。
しかしそのクラスメイトはMacユーザーで、使っていたソフトもWINDOWSには対応していなかったので、一から手順を調べる必要が生じた。なんとか半日かけて成功に至ったが、各種サイトの情報がバラバラでバーチャルZoomerになるための手順がしっかりまとまっているサイトが当時の時点では自分で見つけられなかったので、備忘録がてらここにまとめてみたいと思う。
1. 用いるソフトウェア等
基本的にすべてフリーソフトを使わせていただいた。まずはこれらの紹介から入りたい。
FaceVtuber
ブラウザ上でウェブカメラの映像をアバターに投影するやべー奴。インストール不要。超絶お手軽。通常アバターと顔の動きを連動させるには専用のセンサーなどが必要らしいが、このサイトではそうしたものが一切不要なのですごい。
OBS Studio
元々は配信用のソフトウェア。公式サイトからインストールする。これを用いてFaceVtuberで生み出したアバターの映像を取り込む。ちなみに本物のVTuberの人もこのソフトを使っていることがあるらしい。ちょっと興奮。
OBS Studio VirtualCam
OBSの拡張機能的な奴。別途インストールが必要。OBS上で作った映像を仮想カメラとして設定できる。OBS StudioとZoomの懸け橋になる。
Zoom
今回の遊び場。オタクもウェイもみんなやってる。Zoomやろうぜーって言ってる人はなんか怖い。大学によっては課金プランが使えたりもする。授業にバーチャルの姿で参戦したい人は要チェック。
2.流れ
いかにして自分の映像がアバターとしてZoomの画面に映るかをフローチャートっぽくまとめた。1.に従って必要なソフトウェアを準備したら、これに従って各種の設定をしてみよう。(友人にこの通りにやらせたらうまくいったらしいのでおそらく問題なくいけるはず!)
大まかな流れ
FazeVtuber上でPCのウェブカメラを使い自分を撮影
↓↓↓ FaceVtuberで変換 ↓↓↓
アバター映像が出力される(ブラウザ上) ※1
↓↓↓ OBS Studioでキャプチャ ↓↓↓ ※2
OBS画面上にアバター映像が表示される
↓↓↓ VirtualCamにて変換 ↓↓↓ ※3
OBSの表示画面が「カメラ映像」として処理される
↓↓↓ Zoomを起動 ↓↓↓
「ビデオを選択」でOBS Cameraを選ぶ
↓↓↓ そして ↓↓↓
Zoomでバ美肉!※4
細かいポイント
※1 この際、FaceVtuber上のpopWindowを押す。そうすることでアバター映像が別のウィンドウになる。これは必須。
※2 OBSの左下「ソース」の「+」を選択→「ウィンドウキャプチャ」を選択→※1で用意したウィンドウを選択
※3 OBSの「ツール」からVirtualCamを選び、「Start」。設定は既定で問題なさげ。
※4 FaceVtuber上で背景を緑にすると、zoomの「バーチャル背景@グリーンバック」が利用できる。
3.実践しよう
無事にバーチャルZoomerになる準備は整っただろうか?
ここまで来たらあと少し。あとは実際に好きなアバターになりきって任意のZoomに参加し、参加者をドン引きさせるだけである。ちなみにドン引きしてもらえるのは幸せなことであるいうことは言っておきたい。筆者の場合、完全にスルーされた。スルーはドン引き以上にしんどい。
さて、「好きなアバターに」といったが具体的にはどうすればいいのだろうか?一つ具体的なやり方を書いてこの記事の締めとしたい。
アバター、つまり3Dモデルの入手が必要になってくるわけだが、こうしたモデルを有志が配布してくれているサイトがある。ここでは「ニコニ立体」というサイトを紹介しておく。一部FaceVtuber上で動かないものもあるが基本的に無料で好きなMMDモデルをダウンロードすることができる。好きなアバターを探すのもたのしいのでぜひ一度チェックしてほしい。
それでは、良きバーチャルZoomerライフを!